天城流湯治法

宇宙哲学的考察と展開

 

 

 

天城流湯治法 湯治士

山科晴義

 

 

 

はじめに

 

 私を一口で紹介するならば、宇宙哲学の一学徒と申し上げます。

 若い時からこの世の不条理について解明したいと願ってきたのですが、25歳の時に読んだ「UFO同乗記」を切っ掛けに宇宙哲学というものを学び始めて40年になろうとしています。

 元々UFOとか宇宙人にはまったく関心がなかったのですが、その存在について5年ほど勉強しました。しかし確証を得ることは出来ませんでした。

 そこで証明出来ない事にこだわるのは止めて、宇宙哲学そのものの研究と実践に励む生き方を続けてまいりました。

 とは言え、根本が宇宙人やUFOですので、一般的な理解を得るのは難しいと思い、このことを誰かに打ち明けることもなく、一人黙々と勉強を続けて参りました。

 2011311日の東日本大震災を切っ掛けに、私もなにかお役に立てることはないかという想いが募りました。

 そこで、それまで積み上げてきた研究内容を動画化してYOUTUBEにアップすることにいたしました。

 荒唐無稽な宇宙哲学ですから、批難と嘲笑を受けるか、ほぼ無視されると覚悟していました。

 しかし、やらずにはいられない内的な衝動に引っ張られるように制作を始めました。

 取材に一年、脚本に一年、編集に一年かけ、全16作のビデオをアップいたしました。

 それらの動画は想像していた批難や嘲笑ではなく、多くの方に受け入れられていきました。

 完成後はもう少し深いところを扱った「宇宙哲学勉強会」をほぼ一年に渡って続けました。

 そんな中で杉本錬堂師と出会い、その魅力に惹かれて天城流湯治法を学びました。

 他人の身体に触ったことのない私でしたが、錬堂氏の教えを広めたく、無謀にも自分なりの勉強会を開いていきました。

 宇宙哲学の学びは肉体的な理解にも繋がります。

 また、多くの不思議な療法に出会い、今ではもっと大きな理解へと発展してまいりました。

 ここでは宇宙哲学を通して得た様々な手法と、天城流湯治法の直感的真髄を融合させることで、誰にでも容易に出来るセルフケアの在り方を論じて生きたいと思います。

 

1.宇宙哲学とは

 

@発端

 1952年、アメリカ、カリフォルニア州の砂漠地帯でジョージ・アダムスキーという62歳の男性がUFOから降りてきた金星人とコンタクトしたという本を出しました。

 それは一躍世界中にセンセーショナルな反響を呼び、その後、続々と火星人や土星人と合ったという人が現れブームになりました。

 その後、多くのコンタクティが消えていく中、アダムスキーだけは高い評価を得ていました。

 それは、彼が宇宙の方々から教わった宇宙哲学の啓蒙をしていたからです。

 今ではペテン師の烙印を押されていますが、当時、アダムスキーは政府、軍の関係者と頻繁に会っていました。

 ローマ法王、オランダのユリアナ女王の謁見は有名なところです。

 アダムスキーの宇宙哲学はアメリカ、ヨーロッパではほとんど廃れてしまいましたが、日本では故、久保田八郎氏の尽力によって、そのほとんどの著作を読むことが出来ます。

 私のように隠れた研究者がたくさんいると思います。

 

A人間の構成

 宇宙哲学の根幹は人間の構造の把握にあります。

 我々は表層の自我と内奥の意識によって構成されているとしています。

 表層の自我とは我々が「心」と呼んでいるもので、マインドともいいます。

 マインドは普通五感を持っていて脳がそれを支配していると思われていますが、実は触角を除いた四つの感覚器官によって作られたものだと考えます。

 そして触覚こそが意識そのもので、宇宙の根源である宇宙意識と直結しています。

 多くの人間はマインドによって支配されていますが、マインドは肉体が出来て初めて生まれるものなので基本的に無知なのです。

 宇宙哲学ではこのマインドを調整して、意識の声を聞き、従うことで人間本来の生き方が出来るのだと説いています。

 

B実践

 理屈でいうと大変難しいのですが、長年の体験から私はこの実践について幾つかのヒントを得ました。

 詳しくは私の宇宙哲学についての動画などを見ていただきたいのですが、簡単に申しますと「全てが宇宙の内側」にあるということを受け入れる、ということに尽きます。

 我々はたいてい善悪で物事を価値付けています。

 しかし善も悪もの内側にあるとしたら、悪を裁くことは神を裁くことにほかなりません。

 なぜ私達が悪と感じるものがこの世にあるのか、その理由を考え、気付くことでマインドは理解の幅を広げていきます。

 そのような生き方こそが宇宙的な生き方であり、宇宙でのスタンダードな考え方なのです。

 宇宙哲学とは、そのような宇宙的な生き方を伝える知識だといえるでしょう。

 

2.天城流湯治法との出会い

 

@錬堂氏との出会い

 私が天城流湯治法に出会ったのは2008年のことでした。

 当時錬堂師と時々仕事をしていた友人のk氏と会食をしている時、ちょっと怪しいけど不思議な人がいる、という話になりました。

 私もかなり怪しくて不思議なことをしていたのでそんな流れになったのですが、私はなんとなく会ってみたいと強く思いました。

 11月の最初の土日に妻と共にラフォーレ修善寺で行われた「天城流湯治法体験ツアー」に参加しました。

 参加者は10名ほどでした。

 そこで私は初めて創始者である杉本錬堂師と会いました。

 当時私は後頭部の痛みに悩んでいました。なんとも理由が分からず、なにをやっても良くなりません。

 錬堂師は私の顔をチラリと見ただけで「あ、それは虫歯が原因ね、」と言っただけでした。

 身体に触れることもなく、治療済の歯が膿んでいるから歯医者さんに行きなさい、と言うだけでした。

 結果的にそれは当たっていて、数ヶ月の治療をした後痛みは消えました。

 なんか凄いなぁ、と素直に感じました。

 また、その時の錬堂氏の様子は鮮烈な印象でした

 各人の症状を聞くと、自分の身体のあちこちを探るように触って、「あ、ここだ、」と気付くようでした。

 なんでそんなことが分かるのだろう?。

 あんな風になれたらいいなぁ、と強く想いましたが、同時になれるわけがないと言い聞かせてもいました。

 そのセミナーは贅沢なもので、翌日は温泉に浸かってのレクチャーも受けることが出来ました。

 

A天城流湯治法の弟子になる

 それから五年後の2013年、私は天城流湯治法指導者育成第48期を受けて晴れて湯治士補になりました。

 それは、錬堂氏との出会いからずっと気になっていたことと、私の環境が変わって、その道を勉強するだけの下地が出来たからなのだと思うのですが、それにしても思い切った決断でした。

 さらに、資格取得後半年で私は自分なりの勉強会を開くことにいたしました。

 もちろん錬堂氏のセミナーには出来る限り出席し、勉強重ねていましたが、とにかく私の中のなにかが動き出していました。

 最初から10名ほどの方集まっていただきました。師匠に言われたとおり、やったとおりに施術をするとそれなりに改善していくので驚きました。

 私のような、まったくの素人でもこれだけのことが出来るのか、という可能性の高さを確信いたしました。

 月に一回ほど勉強会を続けて行く中で、次第に手に負えない症状や、なによりも施術そのものが痛いという問題にぶち当たりました。

 これはこの後ずっと続くであろう飽くなき勉強の始まりでもありました。

 

3.驚愕の錬堂理論

 

 天城流湯治法の基本は、杉本錬堂師が思いついた身体に関する理論が元になっています。

 既存の考え方と大きく違う点は、痛い場所にほとんど触れることなく、その原因を探るところです。

 例えば肩が痛いと言われれば、どうしても肩を揉んでしまいます。

 しかし、肩凝りの原因は別の場所にあって、そこを改善すれば瞬く間に凝りは解消してしまいます。

 弟子になると、先ずその場所を覚えるところから始まります。

 天城流湯治法には幾つかのメソッドがあって、それぞれ「手当法」「顔診法・望診法」「咀嚼法」「痩身法」となっています。

 「手当法」は身体の痛みを緩和させる方法です。

 「顔診法・望診法」は顔や身体つきを見てどこか悪いのか見抜く方法です。

 「咀嚼法」は咀嚼不足から起こる内臓、特に小腸、大腸の固さから来る様々な症例に対応する方法で、既存の経絡ではなく、新しい経絡の発見にまで及んでいます。

 「痩身法」は脂肪をとるということなのですが、今までとは全く違う脂肪に関する概念を持っています。

 脂肪とは油ではなく、細胞に溜まった水分なのです。各細胞にはこの水分を調節する場所が身体の各所にあって、そこを刺激することで水分が抜け、あっと言う間に脂肪が取れてしまいます。

 これらの考え方は全て、杉本錬堂師が思いついたものです。

 錬堂師自身医学には素人で、筋肉や骨の名前もほとんど知りませんでした。

 或いは、それ故に多くの直感が降りてきたのかもしれません。

 それらを大系的にまとめたものが天城流湯治法というわけです。

 宇宙哲学では「原因と結果」という言葉がよく出てきます。

 物事には必ず原因があり、そこを見つけ出して問題解決の糸口を探すことの大切さを説いています。

 錬堂理論は正に身体の調整法についてこれを実践しています。

 勉強会を重ねながら、私は少しずつ錬堂理論の深みに触れるようになるにつれ、その正しさと凄さを感じずにはいられませんでした。

 

4.不思議な療法

 

 2014年になると、私は宇宙哲学勉強会と天城流湯治法の勉強会をかなりの回数行っていました。

 それなりに人数も集まっていたのですが、特に天城流湯治法はやればやるほど深く、難しいものだと感じていました。

 この年、私は二つの不思議な療法に出会いました。

 一つは「空間エネルギー」で、ホームベース型に切ったアルミテープを貼ると不思議な現象が起きる、というものです。

 車に貼るとその性能がアップし、スピーカーに貼るとその音質が向上します。

 靴に貼れば転びにくくなり、身体の痛い部分に貼ると傷みが軽減する、というものでした。

 原理は分からないのですが、かなり応用が利いて、とにかく思いつくものに貼ると様々な変化が起きるのです。

 もう一つは「膜宇宙療法」というもので、自分の身体に膜を張ってDNAにお願いをすると、身体が勝手に動き出して改善し始めるというものです。

 これも理由は分からないのですが、私自身は足が浮き上がって派手に動き回ってしまうです。

 創始者のK先生のレクチャーを企画したところ、全国から60名以上の方が集まって、その興味の深さに驚いたものです。

 その後K先生が体調を崩され、私に広めてほしいということで本格的に取り組むことになりました。

しかし、どちらもまだまだ無名でほとんど知られていません。

 私はなんとかこれを世に出したいと思うようになりました。

 そこで、天城流湯治法の勉強会の中でこれらの紹介を始めることにしたのでした。

 私の勉強会は、天城流湯治法に加えて二つの摩訶不思議な療法を取り入れることでそれなりに面白いものになっていったのですが、さらに不思議なことが私自身に起きることになりました。

 

 

05.触れるだけで緩む

 

 2015年、私は空間エネルギーの提唱者I氏と共に日本全国を回るセミナーツアーを敢行いたしました。

 まだまだマイナーなこれらの知識をなんとか広めたい、という一心でした。

 セミナーはレクチャーと天城流湯治法の実践の二本立てです。

 全国各地でかなりの数をこなすことになりました。

 さて、天城流湯治法ですが、原因部分は体液の滞りによって筋肉と腱が骨にくっついている状態にあります。

 錬堂師の教えでは、それを骨から引き剥がすことになります。

 爪を立てて腱や筋肉を骨から剥がすのですが、これはかなり痛みを伴います。

 経験のない私のような者はなかなか巧くできず、相手にかなり痛い想いをさせてしまいます。

 そのことを師匠に相談しても、「本当は痛くない、」と言われるだけで、けっきょく経験値を上げていくしかないのだろう、とそちらに努力を傾けていました。

 二つの不思議な療法を交えた勉強会の中で、私はふと撫でてみようと思いました。

 本来爪を立てて剥がす部分を撫でてみたのです。すると、ヒュルン、と緩むのが分かりました。

 それから、黙って撫でるやり方を続けて、これで滞りが緩み、腱と筋肉が骨から剥がれてしまうことを確認しました。

 ツアーの後半では、この技が特別なものではなく、誰にでも出来るのではないかと思い、来てくれた方にもやってもらうようになりました。

 そして、どんな方がやっても出来る事が分かりました。

 これで痛い思いをさせる事がなくなりました。

 天城流湯治法は錬堂師が作ったメソッドだけを頼っていても通用しない事が多々起きます。

 例えば同じ痛みを軽減する場合でも、原因が過去の怪我によるものだとメソッドだけではうまくいきません。

 初めて見た錬堂師のように、その痛みの原因を直感する能力がなければならないのです。

 超能力者でもなければ分かりっこありません。

 ところが、この撫でるを経験していくと、痛い部分に片手を置いて、もう一方の手で身体を探ることで直感的に分かるようになります。

 20年も前の怪我が痛みの原因だったりするのが分かるようになるのです。

 宇宙哲学的にいえば、テレパシー能力であり、それが直感力を生むことになります。

 二つの不思議な療法を通して、私は目に見えないパワーの存在を確信する事ができました。

 更に、それを天城流湯治法に生かすことで、錬堂師に迫る道筋が見えてきたと言えます。

 そして2016年前半、私は「スサノオの風」というビデオ作品の制作に取り組みました。

 大まかには日本の古代史についてのものなのですが、その中で一本「潜象エネルギーの秘密」という作品を作りました。

 この潜象エネルギーこそが、これらの不思議な療法の謎を解く鍵であったのです。

 

06.潜象エネルギー理論

 

@潜象光

 長野県松代に皆神山という小さな山があります。この山はかつて日本のピラミッドと呼ばれ、何度も雑誌やテレビで取り上げられています。

 私はどういう訳かこの山と御縁があって、40代の頃から研究を続けています。

 そのお陰で、単に宇宙哲学を学ぶだけでなく、広く歴史、宗教、経済、世界の裏側、神様の世界などたくさんの視野を持つことが出来ました。

 2007年、私は皆神山に関するビデオ作品を作っていたのですが、第三部に当たる「神々の深淵篇」を制作いたしました。

 その中で、長池透氏の「潜象光」なるものに注目したのでした。

 潜象光とは目を閉じて初めて見える光のことで、長池氏は日本の多くの霊山で、或いは神社や古代遺跡でこの光が見えることを発見しました。

 とはいえ、この光がなんなのか、どのような働きをしているのかはまだ分かりませんでした。

 2012年、長池氏は「潜象エネルギー空間論」という一冊にその答えをまとめました。

 その理論を元に、最近よく耳にする「カタカムナ」などを加味して作ったのが「潜象エネルギーの秘密」なのです。

 空間には目に見えないエネルギーが満ち溢れています。このエネルギーは我々が気がついて使ってくれるのを今か今かと待っています。

 私はどうやらそのことに気がついたようです。

 潜象エネルギーについて簡単に説明することにしましょう。

 

Aフレミングの法則

 中学二年の理科でフレミングの法則を習います。

 導線に電気を流すと、その周囲に磁場が発生する、というものです。

 なぜ磁場が発生するのか、現代の科学では説明できません。ただ、発生するのであり、それを利用した多くの技術が存在しています。

 理由は分からなくても利用しているテクノロジーはたくさんあります。

 さて、逆に磁場の中に導線を入れると電気が発生します。

 ここからが宇宙哲学的な解釈が入ってきます。

 我々生物がなぜ生きているのか、ということを科学的に表現すれば、体内に電流が流れているから、ともいえます。

 手や足が動くのも、内臓が働いているのも、そこに少量の電流が体内電流として流れているからです。

 では、この電流はどこから生まれるのでしょうか。

 今の科学では体内で化学変化が起きて電流を作り出している、と答えるでしょう。

 それも一部ですが、もっと単純に言えば、そこに磁場があるからではないでしょうか。

 その磁場のことを我々はオーラと呼んだり、或いは魂、霊魂と呼びますが、つまりは生命そのものだと私は思います。

 そして、これが潜象エネルギーの表れの一つだといえるのです。

 

Bカタカムナ〜陰陽の話

 古文書の一つ「カタカムナ文献」はかなり難解なものなのですが、その中で語られているのは電気の陰陽の働きについてなのです。

 簡単に言えば、プラス・陽電荷が勝ては劣勢に、マイナス・陰電荷が勝てば優勢になります。

 陽電荷が多い土地は作物が出来にくくケカレチと呼ばれ、陰電荷が多い土地はよく実るイヤシロチと呼ばれます。

 肉体の病巣は陽電していて、それを陰電することでの状態に回復します。

 バランスのとれた状態から陽電荷が多い状態になることを「酸化」といい、陰電荷が多い状態を「還元」といいます。

 ですから身体の痛い部分は酸化していて、その痛みをとることは還元といいます。

 手で撫でるだけで滞った場所が緩む、という現象は、正に撫でることで磁場を発生させ電気を流すことで還元させている、ということになります。

 つまり、潜象エネルギーを使っているのです。

 では何故そのような事が起きるのでしょうか。

 ここからは最新の量子力学が説明してくれています。

 というのは、物質は人間の想いに反応する、ということが証明されているからです。

 施術者の「緩め」という想いが潜象エネルギーの磁場を作ることになります。

 我々の病気や不調は想いが作り、想いで戻していくということなのです。

 物凄く簡単に説明いたしましたが、これが私が見つけ出した答えであります。

 

 

 

07.超能力か本能力か?

 

 さて、このような力を発揮することを今まではオカルトと呼ばれていました。

 この言葉には日常的でないものに対する排除の気持ちが少し入っているような気がします。

 或いは超能力と感じる方もいるかもしれません。

 この言葉には自然を超えたなにかに対する憧憬と畏怖が含まれ、手に入れる事ができれば特別の存在になれるという欲望にも通じます。

 しかし、私がこれまで勉強会を通じて分かったことは、これらの能力は実は人間が元々持っているものということです。

 空間に溢れる潜象エネルギーを使うということは、実はかつては極当たり前のことだったように思われます。

 長い歴史の中で記憶が失われたに過ぎません。

 ですからこのパワーについて、私は「超能力」に対して「本能力」と呼びたいと思います。

 人間の本当の能力、という意味と、「本能」の力、という二つの意味を持っています。

 この力を発揮する切っ掛けは、「気付き」です。

 厳しい修行やたくさんの知識は要りません。

 常識という枷を外して、現実に起きる現象を受け入れていくことで気付きは生まれます。

 天城流湯治法にはたくさんの気付きがあります。

 これを受け入れて、人間としての基本的な能力を開花させることこそ、本来の価値を活かすことになるのだと私は信じています。

 人は誰でも「特別な人」になりたいと願っています。

 「特別な人」とはなんでしょうか?、それは、他人が持ち得ない能力を持った存在にほかなりません。

 宇宙哲学では本来、それぞれの存在が特別だと論じています。

 しかし、現実的には我々は皆非力な凡人でしかありません。

 気付きを通して本来持っている「本能力」を発揮ることで、或いは特別な人になれるのかもしれません。

 天城流湯治法にはその可能性が満ちています。

 他人を屈服させる「超能力」を得るのではなく、本来の「本能力」を発揮し、伝える事がすべてを活かす道に繋がるのではないでしょうか。

 

おわりに

 

 天城流湯治法、膜宇宙療法、空間エネルギー、そして宇宙哲学、私が出会った一見不思議なものを俯瞰することで人間本来のパワー「本能力」の存在に行き着きました。

 非力で経験もない私のような者でも、ある程度困った方のお手伝いが出来るようになりました。

 天城流湯治法に出会う前の私には思いもよらない変化です。

 その切っ掛けは、たぶん311の経験でしょう。

 苦難の時にあって自分も何かをしたい、という気持ちがここまで私を引っ張ってくれたのだと思います。

 そして、私と同じような気持ちを持っている方もたくさんいらっしゃると思います。

 また、そうではなくても、誰かの役に立ちたいと思うのは人間として当然の衝動なのです。

 宇宙のエネルギーは「尽くす」というキーワードで働いてす。

 これらの療法を通して、宇宙のパワーの循環を体験していただきたいと思います。

 自分の身体は自分で面倒見る、先ずは自分の身体を通して本能力の凄さを知っていただきたいのです。

 気付きは日々更新していきます。

 私は非力ではありますが、非力故に掴めた気付きかも知れません。

 天城流湯治法を伝える出来る限りの努力を、続けていくことで、宇宙的生き方の素晴らしさを知っていただきたいと思います。

 道は誰にでも開いています。共に歩めたら、と願うのであります。

 

山科晴義