縄文の女神LIVE

| ★縄文の女神LIVE 2010.06.26 長野県茅野市で行われた「縄文の女神」ライブに行ってきました。今回は二度目で、土曜日なのでカミさんも一緒でした。前回は御柱祭直前ということで盛り上がっていたんですが、今回はどうでしょうか。 最初はこのライブの案内役でもある「美咲」さんの歌であります。彼女のファッションは、隣にいらした年配の男性の話によりますと、5000年前の流行だということで、なかなかカッコ良い縄文時代の巫女さんのようになっております。最初はどんな歌を唄うんだろう…、と思っていたのですが、そちらは現代風の音楽でありました。 美しい素直な歌声で、身近な気持ちのゆらぎをメロディに乗せている唄が多いです。どうもファッションに惑わされてしまいがちですが、中身は現代の女性なのでしょう。最初見たときは私の中でいろいろとイメージが広がって、こんな唄を歌ったらいいんじゃないかな…、と頭の中に浮かんだのですが、今回はスゥー、と体に入ってくる感じで心地好かったですね。七月に新しいアルバムが出るというので楽しみにしております。 彼女の一押しは「御柱」という曲で、前回も聞いて驚いたのですが、御柱祭をテーマにした曲です。最初に「謡い」と呼ばれる、木落としのはじめに叫ぶ祝詞があるのですが、彼女の謡いも見事で、私は中近東辺りのコーランを読む声を連想してしまいました。もともと日本人と同じセム系の人が多い中近東は、その世界を知れば知るほど日本人との相似を感じるようです。 ![]() 続いて臼井則孔(うすいのりこ)さんという、手回しオルゴールに合わせて優しい唄を歌うシンガーの登場です。もともと諏訪湖オルゴール博物館というところでガイドさんをしていた方で、2003年にトークショウを切っ掛けに手回しオルゴールで歌うパフォーマンスを始めたのだそうです。これまた吃驚でした。 主に懐かしい童謡唱歌なんですが、優しいしゃべり方と歌声、そしてシンプルなオルゴールの響きが全ての殻をとった裸の魂に語りかけてくるような心地好さがありました。女性らしいパフォーマンスでした。 休憩を挟んで楽しみにしている「縄文ミニトーク」であります。前回は御柱祭について諏訪湖博物館の館長さんがお話してくれましたが、いつもは長和町にある黒耀石体験ミュージアムの学芸員である大竹幸恵さんが担当のようです。私はここに来る前に黒耀石体験ミュージアムにも寄ってきました。梅雨の雨が降る中だったのでミュージアムは閑散としていましたが、長和町、星糞峠は縄文時代の黒耀石の採掘跡がたくさん発見されている場所です。ここの石は遠く青森にまで運ばれていたのだそうです。
今回は土器の中でも現在のようにMY茶碗をいつ頃から持つようになったのか、というお話でした。なかなか思いつかない発想であります。基本的に私は縄文時代の暮らしは現代よりも良かったと思っています。電気や水道がなくても、それに替わるたいへん便利なエネルギーを使っていたのだと思います、が、それは今のところ証明不可能な論でもありますのでここでは深く語りません。しかし、大竹さんのお話にもあるように、今まで教えられたような縄文時代の暮らしというのはどうも違うようです。なかなか文化的にも発達していたと思われるのです。その辺りをもう少し知識として知りたいところです。
最後は信州玉川太鼓保存会のメンバーによる創作太鼓であります。とにかくステージのすぐ側にいたので太鼓の音が体にジンジン痺れてきます。また、演奏がカッコ好いんです。実に男性的なリズムで、これまた縄文時代の荒ぶる神の息吹きを感じてしまうのでありました。
このライブはネットでも同時配信しているようです。また、今までのライブの模様がかなりYOUTUBEにアップされています。私も一度に全部は見れませんが、少しずつ拝見させていただこうと思っております。今までの資本主義経済世界が行き詰まり、世界中の人が借金生活の現実を前に戸惑っているのが実情です。人間の生きる意味、幸せの在り方を全ての人が問われているのです。そんな中で一万年以上も戦争を知らなかった縄文の世界は人間本来の姿を現しているように思います。そこにはどんな哲学が存在し、どんなテクノロジーを使っていたのでしょう。思いを馳せれば切りがありませんが、美咲さんを中心に続いている「縄文の女神LIVE」は縄文の文化に呼応するなにかを持っているようにも感じております。できればもっと多くの人に知って欲しいと思います。次回を楽しみにしております。
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